Kewには大きな温室が3つあるのですが、中でも一番新しい1980年代に建てられた
Princess of Wales Conservatory は温室の中が熱帯雨林、温帯雨林、熱帯乾燥など
いろんな気候に分かれており、また雨水を地下のタンクに貯め、各環境に合わせた水質を作り
温室に戻すという大変・エコハイテクな設計の温室です。
Princess od Wales Conservatory
Strongylodon macrobotrys / ヒスイカズラ
こんなハイテクな温室ではあっても、やはり植物を外部から持ち込むため、どうしてもアブラムシがついてしまい、
そのアブラムシを食べてくれる小さな昆虫を入れてみたりしましたが、今度は昆虫が増えすぎてしまい、、、
最後の手段で雇われたのがこのチャイニーズ・ウォータードラゴン/ Physignathus cocincinus です。
一昨年の終わりに長年君臨していたチャビーが大往生し、今は新しい Lord Blechnumが取り仕切っています。
この温室の中の生物多様性を支える貴重なスタッフの一人(?)です。
Blechnumはシシガシラ科のシダ植物で、彼はシダの中にいることが多いため、スタッフに「シシガシラ卿」と呼ばれています。
他にも小型のメスが2匹いるようです。(一夫多妻制)