今年のイギリスは3月の気温が低かったため、桜の開花も通常より2週間近く遅れました。

Kewの桜並木も今週がピークでした。

日本庭園の中にはこちらで ’Great White Cherry ' と呼ばれる「太白」が一本植えられており、ちょうど今満開です。

 

Great White Cherry '’Taihaku' in Kew's Japanese Garden in full bloom.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本では桜といえば「ソメイヨシノ」ですが、イギリスではいろんな種類の桜が植えられており、色も大きさも開花時期も違うため

長い時期にわたって色とりどりの桜を楽しむことができます。

どうしてイギリスにはこんなに多くの種類の桜が植えられているのか、長い間疑問だったのですがこの3月に

私の友人でロンドン在住のジャーナリスト・阿部菜穂子さんが岩波書店から「チェリー・イングラム」という本を出版されました。

この本を読んで多くの謎が解け、私は桜に対する見方がすっかり変わりました。

日本の桜を守り続けたイギリス人、コリングウッド・イングラム(通称・チェリー・イングラム)の半生を描いたものですが

なぜ日本の桜がソメイヨシノ一色に変わってしまったのか、社会的な背景なども含まれ、大変「骨太」で読み応えのある本です。

桜の歴史に興味のある方は是非お読みください。

ちなみにこの「太白」も日本では一旦消滅してしまったものを1930年代にイングラムが日本に里帰りさせたものです。